• コーヒーについて。

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    Prestoさんのメニューにはコーヒーの記載がありませんでした。言われば出してましたが、2つの理由でおすすめはしていませんでした。

    理由その1:コーヒーの味が決まっていなかった。豆の種類と豆のブレンドが定まっていなかった。

    理由その2:コーヒーメーカー(エスプレッソマシーン)のセッティングが非常に難しい。

    実はもうひとつ、一番大事なポイントである「採算性」の問題がありました。こちらのほうが実際には難しいかもしれません。

    「採算」「エスプレッソマシーン」の話はまた後日として、今回は豆のお話しをしましょう。Michaelがその昔、バーをやるのであれば、出したいと思っていた豆がありました。東京の府中の焙煎屋さんで多摩方面の喫茶店に卸していた豆です。ご存知の方もいるかもしれませんが、「五番町ブレンド」と呼ばれる70〜80年代に全盛だったブレンドです。現在は、喫茶店が少なくなったため絶滅しました。近年復刻版と称してこの名前のブレンドを販売している豆屋さんもあるみたいですが、全くの別物です。

    このブレンドに近いものを探しましたが、なかなか見つからず、結果開店後半年を経ってなお模索中です。ただ、いくつかのヒントが見えてきました。ヒントというか、お客さんの反応です。コーヒーを頼むお客さん(ほぼ決まった方々ですが)は、ほぼブラックで飲まれます。もしくは、ちょっとだけミルクをいれるかです。わざわざコーヒーを頼むのですから、やはりコーヒーが好きで、香りをたのしんで飲まれる方が多いです。

    ペリエの考察の回でも書きましたが、プレシジョンなもの(高級品)を出すことが必ずしも正しいとは限りません。一つの回答ではありますが、正解ではないです。コーヒーの味をうまく出して、しかも日によって安定して同じものを出すのは実は至難の業です。それはプレストさんには求めてもしかたがないです。やはり、香りで売っていくのが答えだと思います。

    今月から、メニューにコーヒーとカフェラテが書き加えられました。ラテはいろいろ諸説あるのですが、プレストさんではクリームを使っていないラテです。ホットとアイス、エスプレッソ、カフェラテのプログラム設定は4種類。マシーンの調子と当日の気圧(晴天か雨か)で味が変わります。